古典にまつわる、とある勉強会に参加。たまには古典というものに触れた方が見識が高まるのではないかと今更ながらに思い参加(笑)これを機に古典に触れようと思った次第。その時に聞いた話をご紹介していきたいと思います。そこではこちらの古典の話が出ました。
『宇治拾遺物語』(うじしゅういものがたり)
13世紀前半頃に成立した、中世日本の*説話物語集。☞短編物語
『今昔物語集』と並んで説話文学の傑作とされる。(編著者は未詳)
『徒然草』(つれづれぐさ)
吉田兼好(兼好法師)が書いたとされる随筆。
清少納言『枕草子』、鴨長明『方丈記』とならび日本三大随筆の一つと評価されている。
『ラ・フォンテーヌ寓話』
ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(Jean de la Fontaine, 1621年7/8- 1695年4/1317世紀フランスの詩人)が30年以上に渡り書き続けた寓話
200編を超える短い寓話はどれも珠玉と言える作品!
イソップ寓話やインドの寓話を基にした寓話詩(Fables、1668年)で知られる
❝北風と太陽❞、❝金のタマゴを産むめんどり❞など
~そー言えば、子供の頃、聞いたことありますよね~(^-^)
有名な格言に!!!
「すべての道はローマへ通ず」ことわざ「火中の栗を拾う」がある
さて、本日はこの中から、ラ・フォンテーヌ寓話の中から1つご紹介致します。
ある森の中で一匹の子羊が水を飲んでいました。するとそこに狼がやってきて、こう言います。
「俺様の水飲み場を汚すとは許さん」
子羊は「お許しください」と言います。
「私が飲んでいるところは閣下のおられるところから20歩も離れています。ですから閣下の水は汚していません」
すると狼はこう言います。
「お前は去年、俺の悪口を言ったな。知ってるぞ」
「私は去年は生まれておりません」
「では、お前の兄が言ったのだ」
「私には兄はおりません」
「では、お前の身内の誰かだ。いずれにせよ、その仇は討たねばならん」
狼はそう言うと、子羊をさらって食べました。
この短い物語には恐ろしいまでの❝真理❞と❝教訓❞があると言われる。つまり強者の言い分と理屈は常に通るという事。これは人間関係だけではなく、国同士の間にも成り立ちます。例えば大国が小国を侵略する時は、たいていこんな滅茶苦茶な理屈で軍隊を送り込むもんです。それは今も続いている様で悲しい現実です・・・。
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