同時三階級制覇❝ヘンリー・アームストロング❞

雑学(雑談)

世界中が注目する真のバンタム級世界一を決めるWBSS決勝戦が来月11月7日日本で開催されます。

井上尚也は今や世界で❝モンスター❞の異名があるが、

かつて化け物ボクサーをして知られた男の話をご紹介致します。

その名は!☞同時3階級制覇を成し遂げたヘンリー・アームストローング

ヘンリー・アームストロング - Wikipedia

今でこそ3階級制覇は履いて捨てる程おりますが、それは現代は階級が以前よりかなり細かくわかれる様になったから。

1950年代までは8階級しかなかった➡今は17階級

チャンピオン認定団体も主要なもので4つもあります。☞

WBA(世界ボクシング協会)、WBC(世界ボクシング評議会)         IBF(国際ボクシング連盟)、WBO(世界ボクシング機構)

それに加えて暫定チャンピオンや、スーパーチャンピオンなどもあり、

かつて世界に8人しかいなかったチャンピオン今は常時70人前後も!

彼が活躍した1930年代はチャンピオンになるのは恐ろしく難しかった。一つの階級に強豪が犇めき合い、しかも、チャンピオンは一人。階級の幅は広く、1階級上げるのも下げるのも大変な時代。

そのため当時は2階級チャンピオンなど滅多に生まれなかった。

そんな時代にアームストロングは史上唯一三階級同時制覇成し遂げた!

★彼が奪ったタイトルは☞

フェザー級(約57㌔)、ライト級(約61㌔)、ウエルター級(約66㌔)
1937年にフェザー級のタイトルを獲ります。因みにこの年、彼は27戦全勝26KO勝ち!当時は今みたいにレフリーストップが早くなく、完全にノックアウトするまでやらせたので、このKO率の高さは尋常でないことがわかる。
彼は一分間の鼓動が29という異常な心肺機能の持ち主で、全ラウンドパンチを出し続けることができたという。
付けられたあだ名は「永久機関」
アームストロングは次に一階級上のライト級を目指しますが相手は対戦を避けたので、彼は更に一階級上げてウエルター級のチャンピオンに挑戦。ウエイトがなかったため水をがぶ飲み。
当時は前日軽量ではなかったため、当日軽量だったのでお腹たぷんたぷんにしてリングに上げり、これを獲ります。☞
ウェルター級王座は同級史上最多の19度防衛を達成!
そして、更には一階級下げてライト級にも挑み、これも獲り、
10か月足らずで3階級同時制覇という離れ業を演じた。➡これは今なら5階級に匹敵する。
後に彼はもう一つ上の階級のミドル級に挑みますが惜しくも引き分け。
もしこれを獲っていたら前人未到の大偉業であった。マンガでも描けない程のことであった。
彼は大いに稼ぎ、大いに使い、結局、引退後は一文無しになり、貧しい暮らしをしておりましたが、晩年、強盗に会い、殴られて金を奪われました。強盗は身分証明書から高名なボクサーだということを知り、気を失った彼を家の前まで運んで立ち去ったといいます。
アームストロングは取材にきた記者に
「あんなパンチをもらったのは現役時代にもなかった。あの強盗は凄いパンチの持ち主だ」
と語ったそうです。
引退後はアルコール使用障害に陥りますが、
一念発起し1951年にバプティスト派の牧師になる。
恵まれない子供たちのために施設を設立し、現在基金は孫に引き継がれている。
最後はホットしましたね(笑)

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